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愛成苑だより ♯8月

 梅雨も終わり、愛成苑の周囲にもサルスベリの花が咲いて夏が来ました。
いきなりの猛暑で寝苦しい夜が続いていますが、ご家族の皆様にはお元気にお過ごしのことと拝察いたします。

まずはお知らせです。
 6月28日に千葉法務大臣が愛成苑を視察され、夕方の通常業務の様子をご覧になりました。千葉大臣は各ユニットをすべて回られ、握手を求めるゲストに気さくに応じられていました。夕食時でほとんどのゲストはユニットの食堂に出ており、法務大臣の訪問を喜ばれていました。

(左:理事長 右:千葉法務大臣)

 

愛成苑が神奈川県のコンクールで一般建築部門の一次審査を通過しました。
7月30日に二次審査のため審査員の方々が施設を見学されました。
現在、日産本社ビルなどの一般企業ビルと競合していますが、受賞できましたら皆様に改めてご報告させていただきます。

 

 次にレクリエーションについてご報告します。
7月から新たなレクリエーションとして、地域の保育園園児との交流会が始まりました。
2人の先生の付き添いのもと、2Fと3Fの共有スペースで13人の保育園児がお遊戯を披露したり、ゲストとお手玉で遊んだりと初めての交流会を行いました。普段はご自分から身体を動かされないゲストが園児さんの落としそうになったお手玉を咄嗟に受けとめたり、あまり笑顔をお見せにならないゲストが愛おしそうに園児さんと握手したりと嬉しい驚きが沢山ありました。これから毎月行なう予定でいます。

7月23日には、共有スペースでボランティアGによるフラダンスが披露されました。
ゲストはレイを首にかけていただき、愛成苑は常夏の国に早変わりしました。
先生からフラの身振り手振りの意味を教えていただき、音楽に合わせて身体を動かしていらっしゃるゲストも大勢見られました。
体操ボランティアもおいで頂けるようになり、1月に2~3回機能訓練もかねてゲストと一緒に軽い体操をしております。

 すでに皆様にはご案内しておりますが、愛成苑では外出を奨励しております。
先月はご家族様付き添いで、地元・細谷戸連合町内会の盆踊りなどにお出かけになったゲストもいらっしゃいました。愛成苑としてもさらにアクティビティーの充実を計り、秋には職員付き添いのもとでコンサートや美術展に行き芸術鑑賞するなど比較的長時間の外出も企画したいと考えております。これまでも職員が付き添って施設周囲のお散歩にゲストをお誘いすることはありましたが、職員の少ない空き時間の中で行って参りました。この度、行政より「付き添い費」の許可がおりましたので、ゲストをより長時間のお散歩やお買い物、施設運転手付きのドライブなどにお連れすることが出来るようになりました。これによってゲストのQ.O.L(生活の質)も向上することと思います。施設としての企画の他にも、個別にご希望の方は相談員までお申し出ください。費用は以下の通りです。

付き添い費①  500円/30分  お散歩、お買い物などの付き添い費用
付き添い費②  900円/30分  運転手付きの付き添い費用     

開催される施設によって受け入れ設備の程度が異なりますので、お連れできるゲストのご家族へは相談員から個別にご連絡を差し上げたいと思います。

 最後になりましたが、ご家族皆様のご多幸をお祈りしております。

                              施設長 平本千恵子